2405FUJIKOHの公募増資を喰らう
やられた笑
結局、前日比-15.03%で引けたようです。
自分は朝起きて気付いて、即ぶん投げ~。(IKKOと同じイントネーション)
打診買い程度だったので金額的にはまだマシでしたが、痛いものは痛いし、
もし主力銘柄でこれをやられたらと思うとゾッとする。
まあ会社側の視点に立てば、増資した分を更なる投資に回すらしいので、成長意欲があって大変よろしい。が、既存株主からすれば…はぁ。
自省の意味を込めて、学んだことを綴ろうと思います。一言でいえばズバリ…
自己資本比率の低い企業の株を買うのは怖い
今まで株を買う際、あまり自己資本比率は気にせず、
①業績が伸びそうか(もしくは横ばいをキープできるか)
②割安か
③配当・優待利回りが高いか
を重視して購入してきました。FJKは過去に投資したバイオマス発電施設が稼働し、売上高・利益ともに今期は増収・増益予想の企業であり①については自分にとっては魅力的でした。
一方で②③について。
昨日の終値519円で計算するとして、
②PERに関しては16年6月期の実績ベースのPERで約15倍とちょっと割高
③利回りは2.3%
とそこまで魅力的とはいえませんでした。(自分の買値は519円よりもう少し高い)
正直買ったこと自体を後悔していて、もう少し値が戻れば売ろうかなと思っていたんですが、このザマです。そして問題の自己資本比率は…
④自己資本比率…28.6%
感覚的に言っても自己資本比率が50%を割れば負債の方が多いわけです。
そう考えると30%を割っているというのは、正直悪いです。
小売など業種によっては問題ないのかもしれませんが、リサイクル業ではどうなのでしょうか。四季報の比較会社として挙げられている会社の自己資本比率を調べると、昨年の期末時点で、
タケエイ【2151】(50.4%)
アミタホールディングス【2195】(14.6%)
ダイセキ【9793】(77.7%)
という結果でした。50%を越えている会社が2社ある以上、自己資本比率はある程度欲しいというのが正直な感想です。
こうして4つの視点から見ると、成長性以外は魅力はなく、正直買うべきではなかったと言わざるを得ません。そして、いくら成長に伴ってキャッシュもこれから増えていくだろう、と思えても、現時点でキャッシュが存在しないという事実は変わらないのです。そのため、自己資本比率の低い企業は業績悪化や成長のための投資など、変化点に対応するために、増資というかたちでキャッシュを獲得しようとする可能性がある、ということを常に覚えておかなければならない、ということを今回の一件で実感を持って学びました。
正直、これからも自分にとっての想定外によって酸いも甘いも味わうこととなると思います。でも、株のことを考えるのは楽しいし、経済的自由もゲットしたい。だから若い今のうちにまずは小額で経験を積みつつ、給与所得を貯めて、大きな額を自信をもって動かせるようにしたい。